会長挨拶
会長の挨拶
この度2015年(平成27年)2月27日(金)・28日(土)の2日間、第25回日本間脳下垂体腫瘍学会を京都テルサにおいて開催することになり、その会長を仰せつかりました。
日本間脳下垂体腫瘍学会は、1980年から1990年まで開催された下垂体腫瘍Workshopを前身として、1991年の第1回学術集会以来、下垂体腺腫のみならず、近傍腫瘍である頭蓋咽頭腫や胚細胞性腫瘍を含め、広く間脳下垂体部の腫瘍を扱う学術集会として年開催されています。脳神経外科医、内分泌内科医、小児科医、放射線科医、内分泌病理医および基礎医学研究者などが一同に会して、間脳下垂体腫瘍の基礎と臨床について最新の研究成果を発表・討論しております。
当学会が発足以来今回で四半世紀を迎え、学会のメインテーマを「温故知新:個々の症例から学ぶ」と致しました。これまでの間脳下垂体腫瘍の診断と治療に関する学識を一度整理して、現在までの長期成績を振り返り、今後の診療として進むべき道を探りたいと存じます。間脳下垂体疾患は症例ごとに様々な特徴を持ち、個々の症例から教えられることが非常に多くあります。1例ずつ大切に解析し、最善の治療へ繋げていく日頃の努力と研究成果を本学会で発表していただければ幸いに存じます。どうか宜しくお願いいたします。
島津 章
第25回日本間脳下垂体腫瘍学会会長
国立病院機構京都医療センター臨床研究センター長